思い出しても何だか地味に腹立たしい事がありました。その日は風の強い日でした。通りすがりにとある飲食店の前に停めてあった自転車が、強風のせいでしょうか、三台くらい倒れているのを見掛けて、ちょっと通行の邪魔だなと思ってなんとなくその自転車を起こしていました。全く私とは関係のない自転車だったのですが、二台目を起こそうとした時だったでしょうか。目の前の飲食店から従業員のオッサンが出てきて(勿論私とは初対面です)偉そうに腕組みをしながら「ちゃんと全部なおしておけよ」と言ったのです。多分、というか間違いなく私が自転車を倒してしまって、それを起こしていると勘違いしたのでしょう。聞き流しておけば良かったのでしょうが、特に手伝うわけでもなくいきなり偉そうに指図されたのがイラっときたので、反射的に「私が倒したんじゃないです。倒れていた自転車を起こしてあげていただけです」と反論したのです。普通なら、そこで自分が勘違いをしていた事に気付いて謝罪するのが筋だと思うのですが(商売人なら尚更)そのオッサンは、私に言い返されたのが悔しかったのか、謝るどころかワーワーよくわからない文句を言ってきたのです。何だか変なオッサンだなと思いました。ちなみにその飲食店はいつの間にか潰れていました。